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2008年03月19日
有り難い
仏教豆知識11 -仏教から出た日常語-
日常で使用している言葉の中には仏教から出たものが多くありますが
案外知られていないようです。その中からごく身近なものをシリーズで
紹介していきたいと思います。
有り難い(ありがたい)
自分はよく「ありがとう」という言葉を使います。もちろんお客さまにご来店いただいたとき、お客さまがお帰りになられるとき、その他、お礼の言葉として「ありがとう」と感謝の気持ちを込めてその言葉を使います。「有り難い」も同様に感謝の気持ちを込めて使用される言葉ですね。
この「有り難い」という言葉は文字通り「有ることが難い」という意味です。仏教に「難値難遭(なんちなんそう)」という言葉がございます。これは「ひととして生まれることはとても難しく、ひとに生まれたとしても仏の教えにめぐり合うのは更に難しく、そのときは自ずと感謝の念がわきあがる」ということです。
「有り難い」という言葉にはこのような深い感情の思いが込められています。「ありがとう」は本当に良い言葉ですね。自分はこの言葉が大好きです♪
日常で使用している言葉の中には仏教から出たものが多くありますが
案外知られていないようです。その中からごく身近なものをシリーズで
紹介していきたいと思います。
有り難い(ありがたい)
自分はよく「ありがとう」という言葉を使います。もちろんお客さまにご来店いただいたとき、お客さまがお帰りになられるとき、その他、お礼の言葉として「ありがとう」と感謝の気持ちを込めてその言葉を使います。「有り難い」も同様に感謝の気持ちを込めて使用される言葉ですね。
この「有り難い」という言葉は文字通り「有ることが難い」という意味です。仏教に「難値難遭(なんちなんそう)」という言葉がございます。これは「ひととして生まれることはとても難しく、ひとに生まれたとしても仏の教えにめぐり合うのは更に難しく、そのときは自ずと感謝の念がわきあがる」ということです。
「有り難い」という言葉にはこのような深い感情の思いが込められています。「ありがとう」は本当に良い言葉ですね。自分はこの言葉が大好きです♪
タグ :豆知識
2008年03月16日
有頂天♪
仏教豆知識10 -仏教から出た日常語-
日常で使用している言葉の中には仏教から出たものが多くありますが
案外知られていないようです。その中からごく身近なものをシリーズで
紹介していきたいと思います。
有頂天(うちょうてん)
すべてが思い通りに進み得意の絶頂になっていることを「有頂天になっている」と言います。
古代インドの世界観では、天界は多くの階層から成り、下から欲界、色界、無色界があり、これを三界と言います。そのなかの最上位を「有頂天」と呼んでいます。あらゆる存在者にとって最高の境地であり、有の頂点にある天という意味から名づけられました。そこから「有頂天」とは思いあがっていることを言うようになりました。
有の最高点とはいえ悟りの境地ではありません。得意になりすぎるといつ何時転げ落ちないとも限りません。絶好調なときほど慎重に慎重に!自分も現状に満足することなく、思いあがることなく有頂天にならないように慎重に慎重に前に進み続けたいと思います!
日常で使用している言葉の中には仏教から出たものが多くありますが
案外知られていないようです。その中からごく身近なものをシリーズで
紹介していきたいと思います。
有頂天(うちょうてん)
すべてが思い通りに進み得意の絶頂になっていることを「有頂天になっている」と言います。
古代インドの世界観では、天界は多くの階層から成り、下から欲界、色界、無色界があり、これを三界と言います。そのなかの最上位を「有頂天」と呼んでいます。あらゆる存在者にとって最高の境地であり、有の頂点にある天という意味から名づけられました。そこから「有頂天」とは思いあがっていることを言うようになりました。
有の最高点とはいえ悟りの境地ではありません。得意になりすぎるといつ何時転げ落ちないとも限りません。絶好調なときほど慎重に慎重に!自分も現状に満足することなく、思いあがることなく有頂天にならないように慎重に慎重に前に進み続けたいと思います!
タグ :豆知識
2008年03月03日
日日是好日
仏教豆知識9 -仏教から出た日常語-
日常で使用している言葉の中には仏教から出たものが多くありますが
案外知られていないようです。その中からごく身近なものをシリーズで
紹介していきたいと思います。
日日是好日(にちにちこれこうじつ)
唐代の僧がある日、大勢の弟子たちに向かって「いまから15日以後の自分の心境をひとことで言ってみよ」と問いかけたところ、誰も即答できずにいるとその僧はみずから「日日是好日」と答えたと言います。
良いことがある日や悪いことがあった日、一日一日はそれぞれです。でもその一日一日は人生においてかけがいのない一日のはず。「日日是好日」とは毎日が良い日といった意味で使われがちですが、本来の意味は違います。
のんびり毎日を無事何事も無く暮らすのではなく、今この瞬間を大切にして常に新鮮な気持ちで毎日を送り、人生に手を抜かないことが「好日」をもたらすのです。どんな一日も人生においてはとても大切な瞬間。良いことばかりを望むのではなく、悪いこともすべて受け止めながら日々を送る。そこから見えてくる充実感が「日日是好日」なのです。
日常で使用している言葉の中には仏教から出たものが多くありますが
案外知られていないようです。その中からごく身近なものをシリーズで
紹介していきたいと思います。
日日是好日(にちにちこれこうじつ)
唐代の僧がある日、大勢の弟子たちに向かって「いまから15日以後の自分の心境をひとことで言ってみよ」と問いかけたところ、誰も即答できずにいるとその僧はみずから「日日是好日」と答えたと言います。
良いことがある日や悪いことがあった日、一日一日はそれぞれです。でもその一日一日は人生においてかけがいのない一日のはず。「日日是好日」とは毎日が良い日といった意味で使われがちですが、本来の意味は違います。
のんびり毎日を無事何事も無く暮らすのではなく、今この瞬間を大切にして常に新鮮な気持ちで毎日を送り、人生に手を抜かないことが「好日」をもたらすのです。どんな一日も人生においてはとても大切な瞬間。良いことばかりを望むのではなく、悪いこともすべて受け止めながら日々を送る。そこから見えてくる充実感が「日日是好日」なのです。
タグ :豆知識
2008年02月26日
因果因業因縁
仏教豆知識8 -仏教から出た日常語-
日常で使用している言葉の中には仏教から出たものが多くありますが
案外知られていないようです。その中からごく身近なものをシリーズで
紹介していきたいと思います。
因果(いんが)
因果とは「原因と結果」のこと。仏教では善悪の行為は、過去、現在、未来の三世にわたって必ず報いを受けると教えられます。そこで原因がはっきりわからないことや、当人に自覚のない結果について「親の因果が子に報い」などというようになり、この言葉は悪い方向に多く使われるようになりました。
因業(いんごう)
因業とは報いの原因となる悪い行いのこと。因は原因、業は行為の意。「因業親爺」とか「業つくばり」というのは、がんこでひとの言うことを聞かない、そういう生まれつきもった性格をあらわしています。
因縁(いんねん)
「因」は直接の原因、「縁」は間接の原因の意。同じ原因があっても、これを助ける縁によって結果が同一ではない。「縁は異なもの妙なもの」で予測ができないこと。一切の事象はこの因縁が絡み合いその結果として起きる、というのが仏教の基本的な考え方です。
「法要のしおり」より
日常で使用している言葉の中には仏教から出たものが多くありますが
案外知られていないようです。その中からごく身近なものをシリーズで
紹介していきたいと思います。
因果(いんが)
因果とは「原因と結果」のこと。仏教では善悪の行為は、過去、現在、未来の三世にわたって必ず報いを受けると教えられます。そこで原因がはっきりわからないことや、当人に自覚のない結果について「親の因果が子に報い」などというようになり、この言葉は悪い方向に多く使われるようになりました。
因業(いんごう)
因業とは報いの原因となる悪い行いのこと。因は原因、業は行為の意。「因業親爺」とか「業つくばり」というのは、がんこでひとの言うことを聞かない、そういう生まれつきもった性格をあらわしています。
因縁(いんねん)
「因」は直接の原因、「縁」は間接の原因の意。同じ原因があっても、これを助ける縁によって結果が同一ではない。「縁は異なもの妙なもの」で予測ができないこと。一切の事象はこの因縁が絡み合いその結果として起きる、というのが仏教の基本的な考え方です。
「法要のしおり」より
2008年02月23日
御馳走♪
仏教豆知識7 -仏教から出た日常語-
日常で使用している言葉の中には仏教から出たものが多くありますが
案外知られていないようです。その中からごく身近なものをシリーズで
紹介していきたいと思います。
御馳走(ごちそう)
「馳走」とは、駆け回ることですね。それが何故、豪華な料理を指す言葉になったのでしょう。
もともと「馳走」とは、他人のために奔走し功徳をほどこして救うことを指します。お客さまのために奔走して材料を集め、煮焚きをしてくれた労に対しての感謝の言葉、それが「ごちそうさま」になりました。お客さまのことを思い、一生懸命作った料理、それが「御馳走」なんですね!
「法要のしおり」より
日常で使用している言葉の中には仏教から出たものが多くありますが
案外知られていないようです。その中からごく身近なものをシリーズで
紹介していきたいと思います。
御馳走(ごちそう)
「馳走」とは、駆け回ることですね。それが何故、豪華な料理を指す言葉になったのでしょう。
もともと「馳走」とは、他人のために奔走し功徳をほどこして救うことを指します。お客さまのために奔走して材料を集め、煮焚きをしてくれた労に対しての感謝の言葉、それが「ごちそうさま」になりました。お客さまのことを思い、一生懸命作った料理、それが「御馳走」なんですね!
「法要のしおり」より
2008年02月22日
金輪際!
仏教豆知識6 -仏教から出た日常語-
日常で使用している言葉の中には仏教から出たものが多くありますが
案外知られていないようです。その中からごく身近なものをシリーズで
紹介していきたいと思います。
金輪際(こんりんざい)
インド古代の世界観で須弥山を支えている一地層。その最下部を「金輪際」と言います。つまり「金輪際」は「大地の底」という意味の仏教語になります。
そこから転用されて「絶対に・・・ない」という意味の強調語として用いられるようになりました。どう転用されたらこんな意味になるのかはイマイチ不明ですが。 (^^;)
「金輪際、電話なんてしてこないで!」とか、これまで無意識に使用されていた方も多いのでは?あまり使われたくない言葉のひとつですね! (^^;)
「法要のしおり」より
日常で使用している言葉の中には仏教から出たものが多くありますが
案外知られていないようです。その中からごく身近なものをシリーズで
紹介していきたいと思います。
金輪際(こんりんざい)
インド古代の世界観で須弥山を支えている一地層。その最下部を「金輪際」と言います。つまり「金輪際」は「大地の底」という意味の仏教語になります。
そこから転用されて「絶対に・・・ない」という意味の強調語として用いられるようになりました。どう転用されたらこんな意味になるのかはイマイチ不明ですが。 (^^;)
「金輪際、電話なんてしてこないで!」とか、これまで無意識に使用されていた方も多いのでは?あまり使われたくない言葉のひとつですね! (^^;)
「法要のしおり」より
タグ :豆知識
2008年01月17日
一蓮托生
仏教豆知識5 -仏教から出た日常語-
日常で使用している言葉の中には仏教から出たものが多くありますが
案外知られていないようです。その中からごく身近なものをシリーズで
紹介していきたいと思います。
一蓮托生(いちれんたくしょう)
死後、極楽の同じ蓮華(れんげ)の上に一緒に生まれるという教え。
運命を他と共にする、共同責任をとるなどの意味があります。
また、言葉や文字に言い表せないことが
無言のうちにお互いの心に通じることを言います。
不正を行なったときの責任を一緒にとるというような
ネガティブなイメージのこの言葉ですが本当はこんな素敵な意味があるのです。
「法要のしおり」より
日常で使用している言葉の中には仏教から出たものが多くありますが
案外知られていないようです。その中からごく身近なものをシリーズで
紹介していきたいと思います。
一蓮托生(いちれんたくしょう)
死後、極楽の同じ蓮華(れんげ)の上に一緒に生まれるという教え。
運命を他と共にする、共同責任をとるなどの意味があります。
また、言葉や文字に言い表せないことが
無言のうちにお互いの心に通じることを言います。
不正を行なったときの責任を一緒にとるというような
ネガティブなイメージのこの言葉ですが本当はこんな素敵な意味があるのです。
「法要のしおり」より
タグ :豆知識
2008年01月05日
図に乗る
仏教豆知識4 -仏教から出た日常語-
日常で使用している言葉の中には仏教から出たものが多くありますが
案外知られていないようです。その中からごく身近なものをシリーズで
紹介していきたいと思います。
図に乗る(ずにのる)
「あの人は図に乗っている」の「図に乗る」ことは良くないとされていますが、本来はとても重要なことでした。
日本の仏教音楽の代表的なものに「声明(しょうみょう)」があります。仏様の徳を讃え、節に乗せて経文を唱詠するもので、この「声明」の楽譜は、音符ではなく「図」で音調が示されていますが、「図」の通りにうまく声が出せれば「図に乗っている」、つまり「調子に乗っている」といわれたそうです。ですから、音調のとおりに「図に乗る」ことは素晴らしいことだったのです。
しかし、いい調子で声明を唱えていて、ひとりよがりになってしまう人も出てきます。そこから、うまくいくことにいい気になったり、つけあがったりすることを指すようになり、現在のように「図に乗る」のは悪いこととされてしまったようです。
己を奮い立たせる意味でも「図に乗る」ことが必要な場合もありますが、それでは有頂天になってしまうことは好ましくないということでしょう。やはりすべてがうまく行っているときほど、心して進むことが一番であるのかもしれません。
「なごみ」より
日常で使用している言葉の中には仏教から出たものが多くありますが
案外知られていないようです。その中からごく身近なものをシリーズで
紹介していきたいと思います。
図に乗る(ずにのる)
「あの人は図に乗っている」の「図に乗る」ことは良くないとされていますが、本来はとても重要なことでした。
日本の仏教音楽の代表的なものに「声明(しょうみょう)」があります。仏様の徳を讃え、節に乗せて経文を唱詠するもので、この「声明」の楽譜は、音符ではなく「図」で音調が示されていますが、「図」の通りにうまく声が出せれば「図に乗っている」、つまり「調子に乗っている」といわれたそうです。ですから、音調のとおりに「図に乗る」ことは素晴らしいことだったのです。
しかし、いい調子で声明を唱えていて、ひとりよがりになってしまう人も出てきます。そこから、うまくいくことにいい気になったり、つけあがったりすることを指すようになり、現在のように「図に乗る」のは悪いこととされてしまったようです。
己を奮い立たせる意味でも「図に乗る」ことが必要な場合もありますが、それでは有頂天になってしまうことは好ましくないということでしょう。やはりすべてがうまく行っているときほど、心して進むことが一番であるのかもしれません。
「なごみ」より
タグ :豆知識
2008年01月02日
安心
仏教豆知識3 -仏教から出た日常語-
日常で使用している言葉の中には仏教から出たものが多くありますが
案外知られていないようです。その中からごく身近なものをシリーズで
紹介していきたいと思います。
安心(あんじん)
仏の教えを信じて浄土往来を願う心から生まれた言葉です。
また、修行を積むことで心の不安や動揺が無くなった境地のことを
「安心」と言われるようになりました。
「法要のしおり」より
日常で使用している言葉の中には仏教から出たものが多くありますが
案外知られていないようです。その中からごく身近なものをシリーズで
紹介していきたいと思います。
安心(あんじん)
仏の教えを信じて浄土往来を願う心から生まれた言葉です。
また、修行を積むことで心の不安や動揺が無くなった境地のことを
「安心」と言われるようになりました。
「法要のしおり」より
タグ :豆知識
2007年12月28日
挨拶
仏教豆知識2 -仏教から出た日常語-
日常で使用している言葉の中には仏教から出たものが多くありますが
案外知られていないようです。その中からごく身近なものをシリーズで
紹介していきたいと思います。
挨拶(あいさつ)
禅寺(ぜんでら)で、先生が学生と問答を交わして相手の修行の奥深さを
試してみる事を「一挨一拶(いちあいいちさつ)」と言います。
ここから、お互いにお辞儀をしたり問答や返答をする事を挨拶というようになりました。
「法要のしおり」より
日常で使用している言葉の中には仏教から出たものが多くありますが
案外知られていないようです。その中からごく身近なものをシリーズで
紹介していきたいと思います。
挨拶(あいさつ)
禅寺(ぜんでら)で、先生が学生と問答を交わして相手の修行の奥深さを
試してみる事を「一挨一拶(いちあいいちさつ)」と言います。
ここから、お互いにお辞儀をしたり問答や返答をする事を挨拶というようになりました。
「法要のしおり」より
タグ :豆知識