『NAGATAYAまごころSHOP』 ありがとう、しあわせ、おかげさま、そして感謝 futaba

数多くのブログの中から
「長閑(のどか)な散歩」にご訪問くださり
厚く御礼申し上げます

futaba どうぞごゆっくりおくつろぎください futaba

2008年01月13日

匠の技 外金具

仏壇造りには八部門の専門職人が存在し、その職を称して八職と呼びます。
ひとつひとつの専門職人の技が結集してできあがるのがお仏壇です。
今日はその八職のひとつ、金具師さんをご紹介します。

今日ご紹介の金具師さんは伝統工芸士の加藤勝博さんです。

匠の技 外金具



外金具に使用する主な材料は真鍮や銅になります。飾り金具をつけるお仏壇の木地の部分に和紙をあてがい、原寸と原型の型紙をつくります。取り付ける箇所に合わせて、金具の長さ、巾寸法を銅板に金取ります。さらに型紙をのせ、墨をつけた刷毛でぬり不要部分を切断します。彫り模様を墨または鉛筆で描き、精密な図柄を透かし模様に抜いたり、若葉模様に打ち出しします。そして空白のところへ、たがねで砂目を一面に刻みます。取り付け箇所に合うように金槌または木槌で成形し仕上げます。仕上げた金具は宣徳色・宣徳墨差し・宣徳いぶし等に色付けをします。

匠の技 外金具



金具師さんが使用するたがねはこんなにたくさんの種類があるんです!

匠の技 外金具



出来上がった金具を一枚一枚丁寧にお仏壇に釘で打ち付けていきます。
何百枚もの金具を打ち付けるこの作業は気の遠くなるような作業なんです!
こうしてお仏壇は徐々に完成へと向かっていくのです。 (^。^)

匠の技 外金具



八職の工程をご覧になられたい方はこちらよりご覧ください! (^。^)/


タグ :職人

同じカテゴリー(伝統美 匠の技)の記事画像
黄金の茶室
余韻のある音色ができるまで
あれからはや一年
伝統的工芸品教育事業
お神輿完成!
和ろうそくの揺らめき
同じカテゴリー(伝統美 匠の技)の記事
 黄金の茶室 (2009-10-12 16:14)
 余韻のある音色ができるまで (2009-10-10 13:56)
 あれからはや一年 (2009-07-04 14:02)
 伝統的工芸品教育事業 (2008-07-06 07:58)
 お神輿完成! (2008-07-04 08:28)
 和ろうそくの揺らめき (2008-05-31 08:59)

Posted by 永田や COO at 09:14│Comments(3)伝統美 匠の技
この記事へのコメント
自分の身近にないものだから余り知識がなかったですけど
HPのビデオは知らない知識を与えてくれますね。
この撮影はいつしたのですか?
Posted by 寂しくお留守番娘 at 2008年01月13日 21:58
毎回感動するのですが
全て手で行っているという
職人芸に魅了されます。

          シモムラ
Posted by シモテックシモテック at 2008年01月13日 22:21
寂しくお留守番娘さま

HPもご覧いただけたのですね!ありがとうございます!このお写真の撮影は去年の暮れに撮影したものです。このブログ、そしてHPを通じてもっともっと皆さまにお仏壇のことを知っていただくことができればとても嬉しく思っています!


シモムラさま

お仏壇は手作りなんです。当たり前ですが!お仏壇の良さ、手作りの良さを皆さんにご理解いただければ幸いです!
Posted by 永田や COO永田や COO at 2008年01月15日 09:10
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。