有頂天♪

永田や COO

2008年03月16日 08:58

仏教豆知識10 -仏教から出た日常語-

日常で使用している言葉の中には仏教から出たものが多くありますが
案外知られていないようです。その中からごく身近なものをシリーズで
紹介していきたいと思います。


有頂天(うちょうてん)

すべてが思い通りに進み得意の絶頂になっていることを「有頂天になっている」と言います。

古代インドの世界観では、天界は多くの階層から成り、下から欲界、色界、無色界があり、これを三界と言います。そのなかの最上位を「有頂天」と呼んでいます。あらゆる存在者にとって最高の境地であり、有の頂点にある天という意味から名づけられました。そこから「有頂天」とは思いあがっていることを言うようになりました。




有の最高点とはいえ悟りの境地ではありません。得意になりすぎるといつ何時転げ落ちないとも限りません。絶好調なときほど慎重に慎重に!自分も現状に満足することなく、思いあがることなく有頂天にならないように慎重に慎重に前に進み続けたいと思います!



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