『NAGATAYAまごころSHOP』 ありがとう、しあわせ、おかげさま、そして感謝 futaba

数多くのブログの中から
「長閑(のどか)な散歩」にご訪問くださり
厚く御礼申し上げます

futaba どうぞごゆっくりおくつろぎください futaba

2008年01月21日

お供え物について

お供えというものは、仏さまやご先祖さまへの敬いのこころを表現するものです。仏さま、ご先祖さまに感謝の気持ちをこめて楽しんでいただく、それがお供えです。きちんとお供えされたお仏壇はとても華やかに見えるため、お供えをすることを「飾る」ということもあります。

中でも重要なお供えは、香、花、灯燭、浄水、飲食で、これを五供といいます。

これは、ご自宅にお客さまがいらっしゃるときのおもてなしと同じことなのです。お客様をお迎えするときに、匂いを楽しんでいただくために香をたき、美しさを楽しんでもらうために花を生け、気持ちが明るくなるように明かりをともし、喉の渇きをいやすお茶と味を楽しむ食事を用意すること、これは仏さま、ご先祖さまへのおもてなしである「お供え」が基本になっているのです。

ちなみに、この仏さまへのお供えの考え方を、大切なお客さまへのおもてなしに生かそうとしたのが懐石(料理)なのです。

ご仏前にお供えをするということは、最も大切なお客さまをおもてなしするという気持ちで行うことが大切なのです。

この五供がお供えの基本ですが、人から頂き物をしたときなどにも、それをお仏壇にお供えすることを心掛けたいものです。お菓子をいただいたり、果物をいただいたりしたら、一度お仏壇にお供えして、自分は仏さまからその「お下がり」をいただくのです。

こうした習慣は、ひとに感謝の気持ちを育てていきます。そして仏さまやご先祖さまによって自分は生かされているのだという謙虚な気持ちを育てます。

いつもきちんとお供えしているご家庭では、子供らも常にそれを見ていますから、子供たちにも感謝の気持ち、謙虚な気持ちが次第に育っていくものなのです。

永田やWeb仏事百科事典より
お供え物について


タグ :豆知識

同じカテゴリー(仏事豆知識)の記事画像
提灯について
新盆(初盆)の迎え方
お墓参りの仕方
棚経とお墓参り
お盆のしきたり
お盆のいわれ
同じカテゴリー(仏事豆知識)の記事
 提灯について (2008-07-03 08:35)
 新盆(初盆)の迎え方 (2008-07-01 08:40)
 お墓参りの仕方 (2008-06-29 18:26)
 棚経とお墓参り (2008-06-29 08:56)
 お盆のしきたり (2008-06-27 08:52)
 お盆のいわれ (2008-06-25 10:10)

Posted by 永田や COO at 09:55│Comments(4)仏事豆知識
この記事へのコメント
なるほど・・納得しました。
もらいっぱなしでいました。こういうときに仏壇があるとまずはお供えできますね。感謝の気持ちをまずは表現しないとはじまりません。
毎回、勉強になります。ありがとうございます。
Posted by 大宮龍幸  at 2008年01月21日 19:06
お供え物を仏様にお供えして古いお供え物をそっくりそのまま
もらってきてしまいますがいいのかどうなのかいつも疑問でした。

果物などは祖母1人ではとても食べられないとのことで...
でも、腐らしてしまうよりいいんですね。

線香とお茶淹れ、ご飯などは行くと最近私の担当です。
花は庭のものを利用します。
そういった行為は何となくしてましたがちゃんと理由があったんですね。
知りませんでした...
Posted by yuan at 2008年01月21日 20:21
「おさがりだから、いただきなさい!」と
よく祖母に言われて食べてました。

今では、その祖母も入っている仏壇に
供えてあるものを、遠慮なしに
「おばぁちゃん、もらうねっ!」って
いただいちゃいます。(笑)
Posted by 三好のポンちゃん三好のポンちゃん at 2008年01月21日 20:57
大宮龍幸さま

自分たちが日々平穏無事に過ごせるのもご先祖さまのおかげ。ご先祖さまがいなければ今の自分の存在はありえないのですから。感謝の気持ちは忘れてはいけないものなんですよね!


yuanさま

このことを知っていただくとこれからお仏壇にお供えものをするときの気持ちに若干の変化があると思います。感謝の気持ちが強くなればなるほど、毎日の幸せ感、充実感も高くなると自分は思っています。


三好のポンちゃんさま

その声がけがいいんです!「おばあちゃん、もらうね!」もう存在しないひともこころの中では永遠に生きている。そう思えることが大切だと自分は思っています。
Posted by 永田や COO永田や COO at 2008年01月22日 08:53
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。