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2009年10月12日

黄金の茶室

富山県高岡市で有意義に過ごしたCOO。翌日は金沢へ向かいました。ところで皆さまは金沢と言えば何を連想されますか?やはり日本三大名園のひとつである兼六園でしょうか?

COOは仏壇屋です。実は仏壇屋と金沢は切っても切れない縁があります。それはお仏壇に使用する金箔。金沢では日本国内で生産される99%の金箔の産地でもあります。


そして今回お邪魔したのは金沢市で古くから金箔製造を営んでいる高岡製箔さん。金箔製品を幅広く開発、生産し、ショップ「箔座」を展開をしている老舗です。





「箔座本店」には「黄金の茶室」があります。特別に入室させていただきました。うーん。。。厳かです。








金箔製造と金箔を箔紙に移す作業を見学。ひとつひとつが手作業で本当に手間のかかるお仕事です。この箔紙からヒット商品「あぶらとり紙」が開発されたのは有名なお話しです。


ところ変わって、金沢市の「ひがし茶屋街」にある「箔座ひかり蔵」へ。





ここ茶屋街の町並みは風情があり、とてもナイスなスポット!散策には超オススメです!





「箔座ひかり蔵」には「黄金の蔵」がございます。その名の通り、全面金箔貼りの豪華な蔵。そしてまたまた特別に入室の許可をいただき、中も拝見することができました。





金箔の薄さは1万分の1ミリほど。その技術と伝統が加賀百万石の文化を支えてきたのです。日本が世界に誇れる金箔製造の伝統の技。いつまでも伝え続けていただきたいものです。




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今日の「ことわざ」


金さえあれば飛ぶ鳥も落ちる
(かねさえあればとぶとりもおちる)


「飛ぶ鳥を落とす」は権勢が盛んであるという意。
この世の中、金の力こそ、どんな権力、威力よりも
強いものであるということ。

あっ!これはお金(かね)のことわざで
金(きん)ではありませんでしたね!(汗)






永田やのこころ

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タグ :金箔箔座


Posted by 永田や COO at 16:14Comments(9)伝統美 匠の技

2009年10月10日

余韻のある音色ができるまで

富山県高岡市は銅器の産地。そして仏具の産地でもあります。今日はその仏具の工場をご紹介いたします。

仏具のひとつ「おりん」。あの「ちーん」といつまでも響き渡る余韻のある音色はこころ洗われます。COOが工場にお邪魔した時、ちょうどその「おりん」を鋳造している真っ最中でした。


それでは「おりん」の製造工程をご紹介いたします。まず「おりん」を製造するための主原料である合金(真鍮)を銅と亜鉛を溶かしながら造ります。





出来上がった真鍮を桶に取り分け、事前に造っておいた「おりん」の型にひとつずつ丁寧に流し込みます。








型に流し込んだ真鍮が冷えて固まるのを待ち、そして型から取り出します。





そして「おりん」の表面を研磨機にかけ、磨きます。





最後の仕上げは手作業で更に磨きををかけながらひとつひとつ音色の調整をしていきます。


そして出来上がった「おりん」はこんなに磨きのかかった綺麗な艶のあるものになります。





合金造りから、最終工程の磨き上げまで、本当に手作業中心の手間のかかる工程でできあがった「おりん」。いつまでもその音色で手を合わす皆さまのこころを癒していただきたいものです。


さて、次回は金沢金箔のご紹介をいたします。



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今日の「四字熟語」

冥冥之志
(めいめいのこころざし)


心に思うところがあって
ひそかに努力を重ねること。
人知れず何かに励むこと。

こんな思いがあり、日々新しい製品が
世に生み出されるわけですね!


永田やのこころ

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Posted by 永田や COO at 13:56Comments(6)伝統美 匠の技

2009年07月04日

あれからはや一年

去年の同時期、「伝統的工芸品教育事業」についての記事を書きました。あれからもう一年が経ったんですね。月日の流れははやいなぁ。。。そして、今年も中学校に行ってまいりました!




この「教育事業」では職人さんの技を子供たちに体験していただき、少しでもお仏壇に目を向けてもらうことができれば、お仏壇の大切さに気付いてもうらうことができればと思い、実施をいたしております。








今年も昨年同様、子供たちは一生懸命頑張り、作品を作り上げることができました!ちなみにこれは職人さんが書いた蒔絵のお手本です!(笑)





お父さん、お母さん、そしてお祖父さん、お祖母さん、そうして10世代もさかのぼればご先祖さまの人数は1000人を超えます。その1000人のうち、もしひとりでも欠けていたら、自分は今ここに存在しないのです。そんな奇跡的な命を与えてくれたご先祖さまに感謝の気持ちを込めてお仏壇に手を合わせてください。

そんなお話しをCOOは子供たちにしました。今日の体験授業を通じ、子供たちに少しでも「感謝する心」の大切さに気付いてくれることができれば、とても嬉しく思います。



三河仏壇振興協同組合では三河地区の小中学校の子供たちに「教育事業」としてこの体験授業を実施いたしております。実施を希望される小中学校の先生がみえましたら、なんなりとお問合せください。

尚、授業の詳しい内容は昨年の記事「伝統的工芸品教育事業」をご覧下さい。






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今日の「四字熟語」


即身成仏
(そくしんじょうぶつ)


人間がこの世で悟りを開き
生きているまま仏になること。


永田やのこころ

  


Posted by 永田や COO at 14:02Comments(6)伝統美 匠の技

2008年07月06日

伝統的工芸品教育事業

愛知教育大学付属岡崎中学校の「Pネット講座」。「Pネット講座」とは、専門知識を生徒の為に役立つよう、いつでも活用できるシステム「Pネットバンク」に登録し、その登録者が各専門分野の講座を受け持ち講師を務めるといったものです。昨日はその講義に行ってまいりました。

自分の受け持ちはもちろん伝統的工芸品のお仏壇について。三河仏壇振興協同組合教育事業委員の職人さまに手助けいただき、お仏壇の蒔絵と金具のふたつの工程の体験授業を行ないました。


伝統的工芸品の説明をされている金具師の職人さま。





蒔絵の描き方を説明する蒔絵師の職人さま。








金具の打ち方を説明する金具師の職人さま。









そしていよいよ体験授業の始まりです!

真剣に金属板を金槌で打つ生徒さん。あらかじめ用意していただいた図柄を金属板に描き写し、線に沿って鏨(たがね)で丁寧に打っていきます。









こちらは蒔絵の体験。こちらもあらかじめ用意した好きな図柄を筆でタイルに描き写していきます。








下書きが終り、ある程度乾いたのち、好きな色の蒔絵を蒔いていきます。







さすが中学生!とても上手な蒔絵の出来上がりです!職人さまもビックリ!


生徒の皆さんは1時間以上かけてひとつの作品を作り上げることができました。生徒の皆さんが1時間以上かけて作成した蒔絵や金具がお仏壇には何百枚も使用されていると説明をすると、とても驚いていました。

きっと体験された生徒の皆さんは自宅に帰ると、真っ先にお仏壇を見ることでしょう。どんな蒔絵が描かれているのか、金物にはどんな模様が施されているのか、とても興味を持っていただくことができたと思います。


三河仏壇振興協同組合ではこうした教育事業を行っております。この教育事業を通じて、ひとりでも多くのお子さまに日本の伝統工芸の技の素晴らしさを伝えることができ、その価値を理解いただくことができれば、とても嬉しく思います。

COOハートマーク




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Posted by 永田や COO at 07:58Comments(7)伝統美 匠の技

2008年07月04日

お神輿完成!

伝統的工芸品「三河仏壇」宮殿部門の伝統工芸士、小野田潤一さまに作成依頼をいたしておりましたお神輿が完成したとの連絡があり、その出来栄えを確認に行ってまいりました!

神輿


伝統工芸士、小野田潤一さまは寺院用宮殿、須弥壇の作成を得意とする職人さま。その技術は目を見張るものがあります。作成依頼をいたしましたお神輿も本当に素晴らしい出来栄えでした!ちなみに三河仏壇振興協同組合のお神輿の木地も小野田さまが作成をいたしました。

こちらがその小野田潤一さまです!

小野田潤一


うーん。。。職人さまらしく、頑固そうな面持ち。ですが、笑うと笑顔がとっても素敵で気さくな職人さまなんですよ!


このお神輿を作成依頼いただきましたのはYAMASA言語文化研究所愛知日本語研究センターさま。8月1日に開催される岡崎観光夏祭り五万石みこしにこのお神輿で参加されるとのこと。そして担ぎ手は研究センターの外国人の生徒さま20名です!

外国の方にお神輿を担いでいただき、日本の良き文化を少しでもご理解いただき、夏祭りを楽しんでいただくことができればとても嬉しく思います!

YAMASA言語文化研究所愛知日本語研究センターさまのホームページはこちらよりご覧下さい。



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タグ :職人神輿


Posted by 永田や COO at 08:28Comments(6)伝統美 匠の技

2008年05月31日

和ろうそくの揺らめき

以前、知人・友人のカテゴリーでご紹介をいたしました和ろうそく職人の磯部亮二さま。今日はその磯部さまの匠の技をご紹介いたします!

磯部亮二さま


城下町岡崎で、300有余年に亘り伝統を守り続ける「和ろうそく」。
現在も昔ながらの手作り製法で造り続けられる。
現代まで続けられた、その理由には
日本国内でしか入手できない良質の原材料と、他では得られない
「和ろうそく」特有の柔らかい、暖かい炎に魅了されるため。

「和ろうそく」のその様は、武骨で男性的。そして、炎は揺らぎ、女性的である。
そっと揺らめく「灯火」は、現代人の心の琴線に触れる素敵な「灯り」である。

「磯部ろうそく店」HPより   .



和ろうそく製造風景1


和ろうそくの原料となるロウは、ハゼの実から抽出し根気と井戸水で精製したもの。それを鉄鍋で溶かすところからろうそく職人の仕事が始まります。まず初めに、い草の繊維で作った芯にロウをつけ、ろうそくの基本形を作ります。[ふりかけ]その周りに手のひらで幾度とロウをかけていきます。[下がけ]乾いたらかけ、また乾かし、またかけるという根気のいる作業を何度も繰り返すのです。最後に化粧ロウで表面を整え[上がけ]ろうそくの先を切断。[芯だし]こうした複雑で熟練した職人の技を経て、はじめて、手造りならではの味を持ちながら、完成された美を持つ和ろうそくが出来上がるのです。

「磯部ろうそく店」HPより   .


和ろうそく製造風景2


現在、全国で十数軒と、数えるほどしかない和ろうそく製造のお店。そのひとつがこの磯部ろうそく店さまです。すべての行程が手作業であり、熟練するまでに長い年月が必要な 「職人の世界」がここ岡崎にあります。

磯部ろうそく店看板


磯部ろうそく店さまの和ろうそくはNAGATAYAやすらぎSHOPより購入いただけます。

磯部ろうそくさまのホームページは こちら
磯部亮二さまのブログは こちら からご覧いただけます。



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タグ :職人和蝋燭


Posted by 永田や COO at 08:59Comments(4)伝統美 匠の技

2008年03月27日

テレビCMでお馴染み

今日は永田や仏壇店の製造部をご紹介いたします。永田や仏壇店製造部では、お仏壇製造の最終段階、金箔押しと組み立て作業を行なっています。その製造部責任者は永田や仏壇店のテレビCMで大きな金箔を押しているこちらの岩瀬竹二さんです!

岩瀬竹二


岩瀬竹二さんは永田や仏壇店の専務取締役でもあり、金箔押しの職人でもあります。テレビCMで押している金箔は七寸箔と言って、熟練した技術がなければ押すことのできない金箔なんです。ちなみに金箔をお仏壇に貼ることを「押す」「置く」と言います。

箔押し作業


金箔は箔箸と言う道具を使用しお仏壇に押していきます。金箔はほんの少しの空気の流れにも敏感に反応してしまいます。それでも器用に箔箸を使い金箔をお仏壇に押していく作業は本当に繊細な作業なんです。

箔押し完成


金箔が押されると、こんな感じで仕上がります。本当に綺麗な仕上がりです。

金箔


こちらは何に見えますか?これは三寸六分(約11cm)角の金箔100枚の束なんです。細かいところに金箔を押す場合はこの金箔を押す場所に合わせてカットして使用します。一本のお仏壇(お仏壇は一本二本と呼びます)を造り上げるのにこの金箔を1000枚以上も使用するんです。

このような細かい作業の集大成がお仏壇の完成品となって店頭に陳列されています。もしよろしければ、いつでもお店に足をお運びいただき、伝統工芸の集大成、お仏壇をご覧いただければ幸いに存じます。
  


Posted by 永田や COO at 10:10Comments(5)伝統美 匠の技

2008年01月28日

遂に完成!仁王像!

以前も こちらの記事 でご紹介させていただきました「江場仏像彫刻所瀬戸工房」で作成されておりました仁王像がこの度、遂に完成!で、内覧会のお知らせを頂戴いたしましたので、昨日その出来上がった仁王像を拝見しに伺いました!








目の入った完成された仁王像。その形相はすごいものでした!仁王像は攻撃型の阿形(あぎょう)、守備型の吽形(うんぎょう)で一対になりますと、仏師江場琳黌(えばりんこう)さまから説明を受けました。俗に言う「阿吽の呼吸」ってやつですね!





二体で一対となる仁王像。「阿吽の呼吸」。ひととのつながりはこうありたいものですね!仏師江場琳觀(えばりんかん)さまもお髭をのばされ仏師としてのオーラをものすごく感じました!





匠の技で作られたものにふれると、その匠のこころの息吹を感じることができます。日本の伝統美って、本当に良いものですね!こちらの仁王像は2月半ばに県内のご寺院さまに納められます。納入日のお天気が良くなることを祈るばかりです。






  


Posted by 永田や COO at 08:45Comments(4)伝統美 匠の技

2008年01月13日

匠の技 外金具

仏壇造りには八部門の専門職人が存在し、その職を称して八職と呼びます。
ひとつひとつの専門職人の技が結集してできあがるのがお仏壇です。
今日はその八職のひとつ、金具師さんをご紹介します。

今日ご紹介の金具師さんは伝統工芸士の加藤勝博さんです。





外金具に使用する主な材料は真鍮や銅になります。飾り金具をつけるお仏壇の木地の部分に和紙をあてがい、原寸と原型の型紙をつくります。取り付ける箇所に合わせて、金具の長さ、巾寸法を銅板に金取ります。さらに型紙をのせ、墨をつけた刷毛でぬり不要部分を切断します。彫り模様を墨または鉛筆で描き、精密な図柄を透かし模様に抜いたり、若葉模様に打ち出しします。そして空白のところへ、たがねで砂目を一面に刻みます。取り付け箇所に合うように金槌または木槌で成形し仕上げます。仕上げた金具は宣徳色・宣徳墨差し・宣徳いぶし等に色付けをします。





金具師さんが使用するたがねはこんなにたくさんの種類があるんです!





出来上がった金具を一枚一枚丁寧にお仏壇に釘で打ち付けていきます。
何百枚もの金具を打ち付けるこの作業は気の遠くなるような作業なんです!
こうしてお仏壇は徐々に完成へと向かっていくのです。 (^。^)





八職の工程をご覧になられたい方はこちらよりご覧ください! (^。^)/
  
タグ :職人


Posted by 永田や COO at 09:14Comments(3)伝統美 匠の技

2007年12月25日

匠の技 塗り

仏壇造りには八部門の専門職人が存在し、その職を称して八職と呼びます。
ひとつひとつの専門職人の技が結集してできあがるのがお仏壇です。
今日はその八職のひとつ、塗り師さんをご紹介します。

今日ご紹介の塗り師さんは伝統工芸士の武藤守夫さんです。





漆は非常に塵埃を嫌います。目に見えないちょっとした塵埃でも
周辺の漆がその塵埃に集まり、盛り上がって奇麗な漆塗りができません。
そのためには、塗る部屋は塵埃がたたないように綺麗にし、服装も清潔にし作業を進めます。





塗る部品の塵埃、指紋は十分に拭き取り綺麗にして、刷毛の塵埃もとっておきます。
塗る漆は漉紙で漉してから使います。こちらがその漆です。





仕上げ塗りにはろいろ仕上げと塗立仕上げがあります。
ろいろ仕上げは雨戸の鏡面や引き出しの前板部分、または木目出し塗り部分に施します。
他にも障子や丸柱等の変わり塗り部分(箔蒔き・梨地・青貝・本金梨地等)にもすることがあります。
ろいろ仕上げ塗りをしたものはろいろ専門職にて炭研ぎや摺り漆を施し
平坦で艶が有る仕上げ工程をします。
塗立仕上げは中塗りの上に塗立漆を塗るだけで漆特有の色艶がある漆塗りが出来ます。
最後はむろで乾燥します。





こちらは武藤さんの息子さん。
もちろん息子さんも塗り師として匠の技を受け継いでいます。





職人さんの作業を拝見するたびに、その工程のきめ細かさに驚かされます。
八職の工程をご覧になられたい方はこちらよりご覧ください! (^。^)/
  
タグ :職人


Posted by 永田や COO at 10:03Comments(2)伝統美 匠の技

2007年12月24日

匠の技 蒔絵

仏壇造りには八部門の専門職人が存在し、その職を称して八職と呼びます。
ひとつひとつの専門職人の技が結集してできあがるのがお仏壇です。
今日はその八職のひとつ、蒔絵師さんをご紹介します。

今日ご紹介の蒔絵師さんは伝統工芸士の村井雅樹さんです。





蒔絵に使用する主な材料は漆・べにがら・砥の粉・金粉・銀粉・青貝です。





雁皮紙に図柄をデザインし、その裏面より硫黄を水に溶かしたのを筆で書き
蒔絵板に押し、図柄を蒔絵板に写します。
砥の粉と生漆で蒔絵用泥を作り、筆で下絵に基づき泥を盛り上げます。
乾燥後赤箔下漆、べにがらと樟脳を黒箔下漆と練り合わせ吉野紙で濾したものを図柄にぬり
やや、未乾燥のうちに金粉または銀粉をたんぽにつけて蒔きます。





図柄を明確にするために、生漆または、赤箔下漆で線書きし金粉・銀粉を蒔きいれ
色漆で目、口等を書き入れ蒔絵を完成します。その後、むろで乾燥します。
そして出来上がるとこのようになります。





蒔絵はお仏壇を彩る大切な匠の技。
ひとつひとつ丁寧に描かれお仏壇に色を添えます。









八職の工程をご覧になられたい方はこちらよりご覧ください! (^。^)/
  
タグ :職人


Posted by 永田や COO at 12:20Comments(3)伝統美 匠の技

2007年12月18日

日本の伝統美を今に伝える

仏師江場さまの案内で伺ったのは「江場仏像彫刻所瀬戸工房」。
その瀬戸工房で総高さ約3メートルの仁王像を作成中とのこと。
「愛・地球博」には未完成の状態での出品で、それから作業が進むこと、現在完成間近!





工房に入るとそこには二体の仁王像がうつ伏せに横たわっていました。
お弟子さまたちがせっせと仕事を進めている中、自分に見せていただけるとの事で
その横たわっている仁王像を立てることに!その作業がまた大変でした!









人力ではとても持ち上がらないのでクレーンでまず仰向けに!
そしてよっこらせと、その仁王像が立ち上がりましたー! (^。^)/





そして、部品を付けていよいよ仁王像の登場です!





さすがに総高さ3メートルともなると立ち上がると迫力が違います!


この力強い筋肉!なめらかな衣!そして仁王の形相!
仏師さまがこつこつとノミを入れ、命を吹き込んでいく地道な作業。
これこそ日本の伝統美です!

自分はボキャブラリーが乏しいため、上手に表現できませんが
心の底から感動をおぼえました!


こちらは「江場仏像彫刻所」さまの若きお弟子さまたちです。
カメラを向けられ少し緊張気味の様子。 (^^;) お仕事中にスミマセン!!!





このお弟子さまたちに日本の伝統、仏師の技が受け継がれていくのですね!
本当に素晴らしいものを拝見させていただくことができました。
江場さま、お忙しい貴重な時間をいただきありがとうございました! (^。^)/
  
タグ :職人仏像


Posted by 永田や COO at 09:10Comments(3)伝統美 匠の技

2007年12月17日

仏師さま訪問の巻

「仏師」と言えば寺院、仏閣のご仏像を彫られる職人さま。
昨日はその仏師さまのお宅を訪問いたしました!

訪問いたしました愛知県は長久手町にある「江場仏像彫刻所」さまは
「後世に恥じないものを残すこと」「仏教美術の灯をともし続けること」を願いとし
常に襟を正して精進し続けてみえる仏師さまです。

こちらが仏師江場琳黌(えばりんこう)さま。卓越した技を持つ仏師のオーラを感じます。





こちらは仏師江場琳觀(えばりんかん)さまです。とても爽やかなイケメン仏師さまです。





お伺いしました長久手工房では、一階が作業場で
二階にはとても素晴らしい作品の展示場になっておりました。

展示場に展示されている作品の一部をご紹介いたします。


こちらは顔は女性のようで体が尾長鶏のような人面身鳥。
極楽浄土に住む空想・架空の鳥で妙なる声でさえずる「迦稜頻迦(かりょうびんが)像」





こちらは卯年の守りご本尊「文殊菩薩(もんじゅぼさつ)像」





どのご仏像も息をのむほどとても素晴らしいものでした。
こちらの「江場仏像彫刻所」さまの展示場は一般の方もご覧いただけるとの事で
ご希望の方は事前に電話連絡の上、ご来場いただければと江場さまはおっしゃってみえました。

「江場仏像彫刻所」さまのHPはこちらをご覧下さい!


このノミと匠の技で作品が作られるのです。





日本の伝統美って、本当にいいですね!

ゆっくり展示場を拝見させていただいた後、江場さまに薦められて
「愛・地球博」にも出品された総高さ約3メートルの仁王像を拝見するため瀬戸工房に移動!

この仁王像がまた凄かった!つづきはまた明日! (^。^)/
  
タグ :職人仏像


Posted by 永田や COO at 18:55Comments(4)伝統美 匠の技